「ワクワクする好きなこと」「やりたいことを仕事にすること」の残酷な真実。
「ワクワクすることをしよう」
「やりたいことを仕事にしましょう」
「好きなことをしよう」
こんな、
クソみたいな謳い文句が溢れかえっている。
今、日本は明らかに大きな時代の流れの中での転換期を迎えている。
朝から晩まで働いて、仕事と家の往復。
家に帰って、
風呂に入って、
飯を食って、
寝て、
また仕事へ行く。
そんな毎日の繰り返し。
食べるため、生きるために嫌な仕事をしてまで、お金を稼ぐ。
魂を売ってまでお金を稼ぐから、
次第に自分を見失う。
そして、自分の感覚が麻痺して感じることのできない体が出来上がる。
そんな中、どうにかして自分を変えたい。
って思っている人がまんまとクソみたいな奴らのビジネスに引っかかる。
ワクワク・好きなこと・やりたいこと・自分探し。
一見、聞こえの良い言葉だけど、
その言葉の裏側にある残酷な真実を突きつけたいと思う。
全ては誰かのビジネス
世の中にあるサービス・商品は、全て誰かのビジネス。
飲食店なら、
食べ物を提供してお金と対価交換をする。
このブログも
Googleの検索からたどり着いたはず。
Googleは、ネットを使用するなら大半の人が使う検察エンジン。
無料で当たり前のようにネット検索ができて、カレンダーも使える。
さらに、Googleドキュメントでは、
文書・表・プレゼンテーションまでできる。
これらのサービスが全て無料なのには、
理由がある。
Googleは多くのユーザーを集めて、
そのページに広告を募集する。
つまり、
広告収入ビジネスで成り立っているんだ。
まずは、世の中にある全てのサービス・商品は誰かのビジネスだと言うことを知る必要がある。
ここまで、
書いたら多くの人は感じているはずだ。
「ワクワクすることを仕事にしよう」
「好きなことで稼ごう」
「やりたいことをしよう」
なんて言葉は、ビジネスでしかない。
ビジネスの言葉なんだ。
この言葉を使っている人ってのは、どうしたら反応が得られるのかを知っているから、使っている。
最悪なのは、こんな言葉を使っている奴ほど、自分の好きなことすらわかっていない。セミナーに行ったり、本を読んだり、教材を購入して気持ちよくなることはできるかもしれない。
でも、そこから自分の人生が始まるなんてあり得ない。
絶対にあり得ない。
もっと、現実を直視する必要がある。
リアルと向き合うことでしか、
現実を変えることはできないから。
本当にやりたい事なら既にやっている
自分探しなんて、やってもマジで意味がない。
だって、やりたい事なら既にやっているでしょ。
本当に好きな事なら、気づいたらやっていた。ってのが普通だから。
つまり、自分探しとかやりたい事とかを探そうとしている時点で違うんだよ。
でも、多くの日本人は自分の生き方に悩んでいるから、意味のない自分探しが大好き。やりたい事とか、好きな事ってのは、自分が経験した中からしかわからない。
経験もしていないのに、
探したって無駄なんだ。
気づいたらやっていたことが、
結果的に好きになっているってだけ。
好きになって始めるんじゃなくて、
好きなものを探すんじゃなくて、
やっていたら好きになる。
単純にこれだけ。
だから、自分探しなんてムダ。
とにかく、いろんな経験と厄介な事を自分にブチ込んでいくしかない。
好きなことなんてわからなくていい
好きなことなんてのは、わからない。
実は、おれもマジで吐き気がするぐらいに好きなこと・やりたいことを探してみたけどないんだ。
自分の中に探して見つかるものでもない。
そんなものは、自分の中には絶対にない。
これだけは言い切れる。
ない。
ない。
ない。
自分の中に好きなこと・やりたいことなんてないんだ。
だって、生まれた時から誰かの価値観を投げつけられてできているんだから。
親だったり。
学校の先生だったり。
周りの大人だったり。
自分なんてのは、形として存在するけれど中身なんて他人の価値観の寄せ集めでしかない。
好きなことがないからって、焦る必要もない。
やりたいことがわからないのなんて、
当然なんだ。
もう既に、やりたいことがあるなんて人はきっとこれを読んでいないだろうから、これを読んでいる人は、自分なんてのはない。
って認めるところが始まりだと思う。
答えなんてない
好きなこと。
やりたいこと。
なんてのは、自分で作り上げていくしかない。
寝て起きたら、「これだ!」
なんて、ひらめくものでもない。
誰かに教えてもらうことでもない。
答えを探そうとするから、
どんどんわからなくなるんだ。
答えなんてないし、いくつあってもいい。
とにかく、自分の足で辿り着くしかない。
空っぽの自分をコンテンツで埋め尽くすしかない。
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