意味がないことに意味がある。自分探しの旅の目的は、絶対に見つからない自分に出会うため。
『自分は、何がしたいんだろう?』
『自分は、何者なんだろう?』
自分探しの旅に出る人の多くは、そんな想いを持っている。これを読んでいるあなたは、自分探しの旅に出たいけど、「自分探しの旅って意味あるのかな?」「自分探しの目的ってなんだろう?」なんて迷っているかもしれない。
結論から言うと、『自分探しの旅に行け!!』
迷ってたって、意味がない。時間だけが進んで行くから。迷うってことは、行きたい気持ちがあるってことでしょ。だから、今すぐにでも行ったらいい。
でも、絶対に見つからない。
どれだけの時間をかけて、自分探しをしても、絶対に自分は見つからない。
100%言い切れる。
自分探しをしても、自分を見つけることはできない。
でも、自分探しをしないと、自分に出会うことができない。結局、自分探しの旅は、絶対に見つからない自分に出会うために大事なんだ。
自分探しをしても、自分は絶対に見つからない。
はっきり言おう。自分探しをしても、自分は見つからない。絶対に自分は見つからない。
自分探しの旅に出たからといって、本当の自分と出会えるわけじゃない。むしろ、自分なんてない事に気付くだろう。
だけど、その旅の中でいろんな人と出会い、色んなものをみて、触って、食べて、感じることで、自分について考える時間が必然的に増えるわけだ。
結果的にそれが、自分探しに繋がって、自分を知ることができて、自分をつくることになる。
結局のところ、自分づくり。
になるのだけど、自分をつくるには、自分探しが大事なんだ。
自分探しの旅に出ていくら自分を探しても、落ちてないし、見つからない。
でも、自分を探そうとしないと、自分に出会うことはできない。
つまり、自分を探さないと自分づくりが、始まらないわけだ。
繰り返しなるけど、自分探しをしても、自分は絶対に見つからない。
意味のない「自分探し」に意味がある。
「自分探しをしても、絶対に見つからないなら、意味ないじゃん」
そう思うかもしれない。
けど、意味のないことをする事に意味があるんだ。間違いなく、100%見つかることのない自分を探す旅に出るのは、意味がないけど、自分を探すことによって、自分について考え、自分をつくることになるから。
意味のあることをすれば、予想している未来を現実にすることができる可能性が高い。でも、それだとどこまで行っても過去の延長線上を生きることになってしまう。だから、意味のないことに最大限の意味があるってわけ。
あなたの周りの大人たちは、こう言うかもしれない。
「遊んでないで、地に足をつけろ」
「旅なんてしても、意味ない」
「早く家庭を持ちなさい」
とかとか。
でも、そう言っている大人たちを冷静にみて欲しい。その人たちは、あなたが理想としている人生を生きているだろうか?
100%答えは、NOだろう。
チャレンジすることを恐れ、ありもしない安定を追いかけ、毎月の給料をもらい、生きるために生活している人たちのはずだ。
だから、チャレンジしようとする人を否定するわけ。別に、あなたのチャレンジを全否定しているわけではない。
「結局のところ、お前だけズルイぞ」ってこと。
「おれも、わたしも我慢しているんだから、お前も我慢しろ」
「仲間だろ」
そういう感情が、否定の言葉になるわけだ。
自分が諦めたから、悔しいだけなんだ。
諦めたことを肯定することで、無理矢理に納得しているから、あなたがチャレンジして在りたい姿を叶えると、諦めたことを肯定してきた自分の人生が、否定されるような気になっているだけなんだ。
だから、無視でいい。
100%シカトしよう。
話を聞く時間がムダすぎる。
結局、「自分なんて見つからない」ということを理解した上で、自分探しをすればいい。
なんか、ムッチャクチャなことを言っているように聞こえるかもしれないけど、全てのことに意味なんてない。
うまくいっている人を観察していると、意味のないことを本気でできる奴が、いい感じの人生を生きているように感じる。
自分は、自分以外の関係性からつくられている。
自分探しの旅に出ると、自分なんてないことに気づくだろう。
でも、それでいい。そもそも、自分なんてのはないわけだから。自分という存在は、他の人間との関係性でしか証明することができないわけだ。
自分をつくっているのは、周りの関係性でしかない。大雑把にまとめると、周りの環境が今の自分をつくっている。
もしも、周りの環境が違えば、今の自分ではない。関わる人や環境が変われば、自動的に自分が変わっていくのだから。
自分探しの旅の目的は、絶対に見つからない自分に出会うため。
何度も言うけど、自分なんて転がってないんだ。だから、自分探しの旅なんて意味ないんだ。でも、旅に出ないと自分が誰かわからないんだ。
だから、絶対に見つからない自分を探すために旅に出るのは、結局自分に会うために大事なんだ。
おれも、ずーっと海外に行ってみたくて、憧れはあったんだけど、
「英語が喋れないし、、、」
「飛行機が、、、」
「食べ物が、、、」
そうやって、行かない理由をこじつけていた時期があった。
海外旅行に行けるだけの貯金はあったのに、行かなかった。面白いのは、貯金が全てなくなって、借金があるときになってから、海外に行くようになった。
ほんとムチャクチャ。
貯金なんてないのに、パソコンを開いて、航空券を予約して、ホテルを予約して。笑
現地に着いたら、空港のATMで現地通貨をキャッシングして。笑
「お金がない」
だから、海外には行けない。そう思っていた。いや、行けない理由をこじつけていた
けど、お金がなくても行けた。お金がなくなってからの方が、行くようになった。
結局、自分は歩いている道にも、海外の空港にも、飛行機の中にも、ホテルの部屋にも、異国のカフェにも、どこにも落ちていなかった。
自分探しの旅をしても、自分は絶対に見つからないけど、自分探しの旅が意味がないとは思わない。
むしろ、積極的にしたほうがいいと思っている。
ざっくりまとめると、
自分探しの旅をしても、自分なんてのは見つからない。それを踏まえた上で、自分探しをすればいい。
意味も目的もいらないし、わからなくていい。人間は何かと、意味を探したり、目的を探したりするけど、そんなの全部後付けだから。
もっと、シンプルでいい。
うまくいっている人を研究すると、若い時に旅をしている人が、多いことに気づいた。
スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、チェ・ゲバラ、ゴーギャン、中村繁夫、高橋歩、、、。共通しているのは、旅をしていること。
活躍している分野は違うけど、旅に出て、色んなものに触れた結果、自分を探し始めて、自分がないことに気づき、自分づくりに繋がっているのだと感じている。
だから、絶対に見つからない自分を探しの旅に出るのは、自分に出会うために大切なんだ。
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